結婚式を終えて
TL;DR
2023/2/19に結婚式を終えた。
色々あったけどやって良かった、良い式だった。
体調
直前までコロナに罹患しないかということが非常に心配だった。
幸い今はだいぶ都内のコロナ感染者数も落ち着いているようだ。
だが当日から10日前以降にコロナにかかれば、全てがおじゃんになってしまうリスクがあるので健康面に気をつけていた。
ほとんど外出してなくてもかかるときはかかるという話も聞くし、完全に運だという意識があっても、それでも心配だった。
そのため外食も控えたり、運動不足の解消のために休日に1万歩以上歩いたりしていた。
またコーヒーも好きなのだが飲み続けると体調不良になるようなので、これも控えていた。
結局熱も喉の痛みも無かったのだが、ずっと喉元に意識がいってしまって些細な違和感が気になったり首こりに悩まされた。
夜もなかなか寝付けず、瞑想音声とかを聞いていた。
実際には特に健康面の問題は無く終えることができて良かったが、性格的に心配を拭うのは難しかった。
音楽
自分達で場面ごとに選曲をしたが、割りと評判は良かったように思う。
以下セトリ(?)
- 会場オープン
- ベイビーアイラブユー / Chenelle (妻選曲)
- 君の瞳に恋してる / 椎名林檎 (妻選曲)
- シーソーゲーム / Mr.children (夫選曲)
- progress / スガシカオ (夫選曲)
- 単に好きな曲入れたというのもあるけど、progressのこれから前に進んでいく、という感じが良い
- 入場:いつか王子様が(sparking pop ver) / disney (妻選曲)
- 結婚式ソングとしてディズニー曲は安定してそう、アレンジも沢山ある
- 乾杯:緑酒 / 東京事変 (妻選曲)
- 東京事変はお互い好きなのだが、最近の曲でこれほど世相、乾杯にあってる曲もないように思う
- ケーキ入刀:Marry Me / Elle garden (妻選曲)
- 正直知らない曲だったのだけど、結婚式ソングでこんなロック調でかっこいい曲って珍しいかも
- 新婦中座:Family song / 星野源 (妻選曲)
- 僕が星野源の曲入れたいなーと思っていたら使ってくれた
- 新郎中座:歩いて帰ろう / 斉藤和義 (夫選曲)
- 元は膳mad、場面的にもあってるし良い曲
- 再入場:キラーチューン / 東京事変 (妻選曲)
- キラーって忌み言葉にならないか心配だったけどその辺はあまり厳しくない模様、曲調はぴったり
- 手紙:アイノカタチ / MISIA (妻選曲)
- 定番ソングらしい(無知)
- 贈呈:Remember me / くるり (夫選曲)
- 退場:素敵だね(オーケストラバージョン) / RIKKI (夫選曲)
- FFXの再ブレイク(?)もあったけど元々好きなゲームだったので(コネクトとかもっとネタに走るのも頭にあったけども流石に辞めた)
- 送賓
写真
元々前撮りを予定していたのだが結局キャンセルした。
費用の問題もあるが、自分達で撮るのとそこまで差がなさそうだし、式後に気が向いたら専門店でやるとしたほうが別の衣装が着れたり好きな場所で撮れるし、価格も抑えられそうということがわかったので。
式中の写真については事前に妻が指示書を作成して共有していたのだが、これが良かったらしく、割りと要望通りに写真撮影が進んだ。
しかしカメラマンの方に色々指定されながら撮影を進めるのはまるでモデルになった気分で良い。自己肯定感があがる。
元々同期に撮影を頼んでいたのだが、予想以上に気合の入った機材を準備してもらっていて映像も撮ってもらえた。
他の皆さんも大量に写真を撮ってくれていて、合計すると600件以上はありそう、これからもさらに増えそう。
余興
音楽演奏、プロレス、プレゼン大会などの案があったが、予算、時間、準備の大変さを考慮してクイズになった。
個人的にはこのクイズで用いた動画が一番気合を入れていた。
各クイズに質問・ヒント動画、解答・解説動画を用意して解いてもらう形式。
本当はフリー解答で大喜利的にやれたら面白いかなと思っていたが、それだと時間的に厳しいということで選択問題になった。
実際四択クイズを3問用意したが時間的にギリギリだったと思う。
結果としてはまぁ、ややウケか……。どうしても内輪気味になるのでしょうがないか。
- 新婦が出前館で何を注文するかクイズ
- 元ネタはオモコロのバスキンロビンスダービー
- 式場側との連携ミスでシンキングタイムが多分10秒弱とかになってしまった
- 手でTの字を作ってタイム!を表現したのだが伝わらなかった模様(一般的なハンドサインではない?)
- 新郎がお昼に何買うかクイズ
- これも元はオモコロ
- 当初は電話の指示で買い物する、というのを考えていたのだが2人だと難しいので1問目と似た形になった
- 結局買った食べ物が軽すぎることについてクイズ後「変わっちまったな」とのコメントが多数あったけど、ここ数年で食べる量がかなり減ってしまった
- 単純に撮影日は二日酔いだったというのもある
- この問題からは司会が察知してくれたので少しシンキングタイムに余裕ができた
- 新婦がゴーカートでどれくらい時間かかるかクイズ
- 京王よみうりランドのイルミネーションを見に行った際についでに撮ったもの
- ちなみにこれの一ヶ月前に2人でペーパードライブ講習を受けたものの、以降全く運転していない
- 他の動画もそうだがかなりカットしている
- 面白い動画は基本的にテンポが良くて、無駄なところがなくダレない、という認識があるため
食事
新郎新婦はあまり食べる時間がない、というのはよく聞いていたので時間あるときに食い意地をはってもりもり食べていた。
が、終盤の方はお腹がいっぱいになっていたのに加え、そもそも席に戻るタイミングも無かったので、泣く泣くデザート類に手はつけることなく終わった。
スピーチ
前日のこと。
明日式ですが、なんとまだスピーチ、謝辞内容決まってません
— ウッディ川越 (@woody_kawagoe) 2023年2月18日
こういった人前で話すことについては今までの経験から謎の自信があった。
人前で話すとき、基本的に用意した文章をただ読むということはしないで、アドリブ的に話すようにしているし、何度も経験はあった。
先日参加した親戚の結婚式で形式ばっていないスピーチを聞いて、自分もこういう形の方が良いなと思ったのもあった。
事前に式場側でチェック、というのもないので気づいたら前日になってしまったが、何も用意してないと流石にグダるので上記ツイート後に公園に歩いていって原稿を作っていた。
実のところ、自分の想定では感動的なものにするつもりは全く無かった。呼んでいるのはほとんど友人だし、楽しんでもらおうという気持ちしかなかったのだ。
なので少し崩して、自分の正直な気持ちとして「余興の動画がウケないか心配だった」とか用意してた。
また「楽しんでいただけたでしょうか」とコールアンドレスポンスを期待した話も入れていた。
これはただ聞くだけだとつまらないかなと思ったので聞く側にリアクションを求める文言を入れた。
ノーリアクションの場合はそれはそれで何事も無かったかように進行する想定。
始めの方で少しちょけて、後半で皆さんへの感謝を述べて上手い感じにまとめるという作戦。
こうした大枠をまとめてスピーチに臨んだ。
これは完全に想定外だったのだが父のスピーチで泣いてしまった。
来賓の方でも何人か泣いている人がいたようだった。
ひとまず予定していたように「楽しんでいただけたでしょうか」と話したら大きな拍手が返ってきた。これもまた、涙腺にきた。
「余興の動画がウケないか心配だった」のところはこの流れで言っていいのだろうかとも思ったのだがひと笑いあったので良かった。
「普段感動する映画とか見ても泣けないんですが、先程の父のスピートを聞いて久々に涙がでました」というのはアドリブで追加した。これは正直な気持ちとして。
全体の進行
本当にあっという間だった。
待機室にいる時間が一番長かったような気がする、それ以外は何かしらのイベントがずっと動き続けるので考える暇も無かった。
「緊張しすぎ」というのはめちゃくちゃ言われたのだが僕自身はあまり自覚がない。
言い訳をすると、具体的な動き、例えば挙式中の振る舞いや登場シーンの動き、親族紹介などはぶっつけ本番か口頭で一回説明があるかなので正確な動きがよく分かってないまま進行していた。
そのためあたふたすることが多かったように思う。
特に親族紹介はたまたま妻の妹の結婚式で見ていたからなんとかなったが、急に振られたので割りとビビった。
ただ多くのスタッフさんがその辺のサポートを全力でやってくれるのでギリギリ体裁を保ってるのだと思う。
逆に、事前にリハーサルをみっちりやるとすると時間がかなりかかるだろうし、覚えるのも大変で本人がミスらない保証もないので、結果として当日やっていくのが良いのかもしれない。
あと手汗もやばくて、持っていたハンカチやグローブもずっと濡れていた。
「表情が固い」というのもまぁまぁ言われたが、意図的に笑ってる表情を作らないと虚無顔になるのを直すのはもう諦め気味である。(不機嫌とか楽しくないとかいうわけではない)
前日までの準備中、親族のみで済ませた方が良かったのではとか、そもそも式を挙げない方が良いのではないかというのが何度か頭をよぎっていた。
自分がよく見るような漫画とかアニメ、映画だと、結婚式のような幸せなシーンの前後には大抵対比となる不幸なシーンが来るのがお決まりだし、前日まで夫婦そろってグラスを割ったり飲み物をこぼしたり不吉な暗示があった。
体調不良になるリスクや、親族や友人関連でトラブルが起きないかということもずっと心配だったのだが杞憂だった。
親族と友人の間でも結構会話があったようだった。(内容は知らないが……)
お互いに知ってほしいと思って親族、友人をまとめて招待したのだが、それが満たされて感無量だった。
今度は友人の式に参加したい。
やっぱり皆さんを呼んで良かったとつくづく思った。諸事情で当日来れなかった方も何人かいるのだが、その人達も含めて感謝の意を述べたい。