ヌッ

適当

式場選びのポストモーテム

はじめに

絶賛結婚式の準備中である。現在に至るまで様々な問題が発生しているが、反省点も多々ある。
準備始めるまで知らないことがかなりあったのだが、事前に知れる情報として見つけるのは難しかったというのはある。
そのため自戒と後世のためにまとめておこうと思う。
先に結論を言うと「ブライダルフェアの前に調査、計画した方が良い」ということに尽きる。

ブライダルフェアの罠

準備をするとなったときは当然、一般的な結婚式準備に必要なことはなにか、書籍やゼクシィなどを読んでいた。
ただ実情を知るというのは難しいのでとりあえずブライダルフェアに行って、その場の人と話した方が手っ取り早いと思っていた。
ブライダルフェアというのは式場の無料見学ツアーみたいなものである。
ゼクシィでは各式場のブライダルフェアの予約サービスも提供されているのだが、
大抵の場合式場を見学して、試食会があって、その後見積もりという流れである。

zexy.net

これだけ聞くと無料で飯食えるなら超得じゃん!と思っていたのだがこれは大きな誤りで、見積もりのあとはその場で契約を迫られるリスクがある。
今ならお安くなりますよみたいな定型句もあるし、その場で日程決めないと他の人に先取られるとか、何を重視しているのかと詰められるとか、あの手この手でその場で決めようとする。
しかもここで出てくる見積もりというのは最低限の価格で、基本的にそこから色々追加になる。
またここで契約してしまうとその場で前金を支払う必要があり、その後のキャンセルにはキャンセル料がかかってくる。
上記の理由のため「とりあえずブライダルフェアに行ってみる」というのは得策ではなかった。
ではブライダルフェアの前に何を調査、計画しておくと良かったのか?

事前に何を調べると良かったのか

人数

聞くところによると結婚式の相場として人数×5万円くらいはかかるという。
僕らの場合はそれよりもかかっているし、他のところも同じくらいかかっているようだが、それでも人数が一番影響するというのは変わらないだろう。
見積もり時も必ず聞かれるので事前に検討しておいた方が良い。
人によっては結婚式は親族だけにして、二次会に友人を呼ぶ、というのがあるがそれも良いやり方と思う。
また、式場によっては想定していた人数から閾値を下回ると特典が外れる、というのもあるので、
最低これくらいは来る、という見積もりの方がやりやすいかもしれない。

式場の立地、構造、価格帯

ブライダルフェアを探す時点で各式場の外装、アクセス、価格帯とかは当然見ると思うが、正直これだと足りなかった。
例えば駅直結とあるのに実際にはそうでもなかったりするのでその辺も要調査。
特に価格帯については公式情報はあまり参考にならない。結婚式の費用に寄与する変数は人数以外にも沢山あるからだ。
後になってから知ったのが「みんなのウェディング」。ここだと実際の見積書が投稿されており実測値が見れる。
こちらの方が現実に則した価格帯が見れるので確認しておくのが良かったと思う。

www.mwed.jp

家族の意向

これこそ人に寄るわけだが大なり小なり式に対してこうしたい、これはしたくないといった思いがある。
当初は「好きにやっていいよ」と言っていても、後日「こんなの聞いてない!」とキレられる可能性がある。
些細な要望であればすぐに取り入れられるが、例えば式場、建物、ルール自体に対する要求のように後から変更できない、対応がほぼ無理なものもあり得る。
これについても先にある程度計画を練ってから話し合った方が良い。
また世代の差もあるので今と昔で勝手が違うところもある。その点もすり合わせしておいた方が良い。

おわりに

最近読んだ本多静六の本に「娘の結婚式は豪華絢爛なものにはしなかった。天ぷら会を企画して、そのついでに娘の結婚の報告をしたのだ」というエピソードがあった。
もちろん時代の違いもあるがそれくらいカジュアルに実施するというのも一つのやり方かもしれない。

自分の周りからも写真撮影のみで済ませたという話もよく聞くし、逆に100人規模で式を実施したという話も聞く。
僕らとしては豪華絢爛にするつもりはないものの、友人や親族には楽しんでほしいという思いで準備中だ。
正直、一時は式の中止も視野に入れるくらい難航してたのだが、なんとか関係者の調整をして式の実施に向けて動いている。
そもそも結婚式という一生に一度のイベントのプロジェクトなので、予想できないことは多く進行は難しい。
そのためにも事前調査、計画が必要と思う。