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ヌッ

適当

コワすぎシリーズ感想文

コワすぎシリーズを最新作まで完走したのでレビューを書こうと思う.
元はと言えばTwitterで話題になってたのを見て,試しに一人で口裂け女を見たのが最初.面白いかもと思い研究室での上映会を提案したら(一部に)好評だったのでこのシリーズの上映会をしてるうちに完走していた.いやーこれ回を重ねるごとに面白い.なんで学外の人にも知ってほしいし話をしたいし,あとレビューに関する研究やってるのでそれの一貫に自分で書いてみる.一応予告編以上のネタバレはしないつもり.

コワすぎ!FILE-01 口裂け女捕獲作戦

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦 [DVD]

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口裂け女を映像に収めたという投稿映像から始まる.当初は口裂け女の調査から始まるのだが徐々にホームレスや呪術との関係が……と思わぬ方向に話が展開していく.予想のつかない方向に話が転がっていくというのがこのシリーズの一番の見どころだろう.
ただ,ぶっちゃけ衝撃的なシーンは予告編で全部出てるかもしれない.
この回だけだと少し物足りなさがあるけれど,以降の作品の伏線もあるので見た方が後の作品を楽しめる.ただ見なくても「これはFILE-0Xで出た……」という親切な解説があるのでなんとかなる.それから工藤が礼儀正しい(?)対応が急に暴力的になる展開,それを止める市川,不気味なゴミの飾り,怪異の解説と本編との関係の無さなどはこの時点ですでにある.

コワすぎ!FILE-02 震える幽霊

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊 [DVD]

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今度は幽霊を撮ったという話から始まる.が,話は行方不明になった投稿者の方に話がシフトする.行方不明の投稿者を調べていくと不思議な力を持っているとか謎の人物との関わりが…….
実際のところ幽霊はほとんど出ない!が,幽霊以上に人間のやりとりが面白い.後半で出てくる「先生」の不気味さ,上空に映る謎の影,最後に残った映像など口裂け女回より目の離せない展開が続く.それから以降の作品からしても最重要な回かもしれない.
ひじり.

コワすぎ!FILE-03 人喰い河童伝説

河童というとむしろかわいいイメージがあるがこの作品の河童は怖い.姿はよく見えず,言葉を発することもなく,急に襲ってくる.
しかし河童の怖さよりもこの作品の面白さは少年漫画的な展開にあるだろう.初めは主人公達を嫌っていたのに,後半ではお互い文句をいいつつも協力して敵と戦う.こういうバトル展開はやはりアツい.そして河童達の戦いの時にアイツがとんでもない登場をする.これにはもう驚きすぎて逆に笑ってしまったが,このシーンはこのシリーズ中でもっとも好きなシーンの一つだ.

コワすぎ!FILE-04 真相!トイレの花子さん

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん [DVD]

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予告編にもある通り後半30分超がノーカットである.途中でダレることなく常に話が展開するので興奮が収まらない.
そしてついに,今後定番となる異世界に入る.正直この異世界の表現はチープだ.このシーンの工藤の動きなんて見たら絶対に笑う.だがこのチープさが逆に不気味さを引き出させる.
もし自分がこの異世界に入ってしまったら?
自分の意思で動くことさえ難しく,単調な景色を延々と見ることなるとしたらと考えると恐怖しかないだろう.

コワすぎ!劇場版・序章 四谷怪談 お岩の呪い

心霊映像の面白さはおかしいところを自分の目で見つけるところ,見つけた時の喜びや驚きなどクイズに通じるところがある.以前の作品でも心霊映像はあるが,お岩さんでは特に多い気がする.このシリーズは心霊映像をちゃんとリプレイで指摘してくれる親切設計である.見つけられなかったときも,そんなとこにいたのか!という驚きがある.
答え合わせが無いほうが不気味で良いという人は放送禁止シリーズなどが良いと思う.
それから最後の方で音楽が流れながら仲間を助けに行くシーンはバトルとは別の意味でアツく,そして感動する展開だ.

コワすぎ!史上最強の劇場版

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!  史上最恐の劇場版 [DVD]

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今までは口裂け女,幽霊,河童,花子さん,お岩さんと何かしらのキャラクターがテーマであったが,今回はタタリ村という場所がテーマ.さらに劇場版ということで色んなゲストを呼ぶのだが,まぁ全員キャラが尖っていて面白い.とくに物理学者は始めはありがちな「霊的なものなんて迷信だ」と笑うキャラだったのが徐々に幼稚さ,俗っぽさ,弱さが出てきて人間味がある.
工藤の暴力行為も過去最高.いつもの金属バットも有効活用,さらには変身.市川さえも犯罪行為を…….まさしく全員発狂.(田代はどんなやばい状態でも撮影をしていたということで.)

コワすぎ!最終章

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章 [DVD]

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メインキャラが一部いなくなってしまったが,衝撃的な展開は変わらない.むしろ一番衝撃が多いかもしれない.過去に登場した人物も出てきたり,ラストバトルも含めて最終章に相応しい.
同監督の別作品「オカルト」を見ておくとちょっと感動する.あと「ノロイ」の登場人物もちょっと出てくる.
「さん」づけじゃなくて「君」づけで呼んでくれ.

超コワすぎ!FILE-01 恐怖降臨!コックリさん

劇場版でスケールがデカくなりすぎたから元々のスタイルに.とはいえ口裂け女,幽霊の頃よりは明らかに洗練され面白くなっている.工藤の罰当たりさ加減も最高.
漫画だったらコックリの野郎が泣き言を言うシーンとかありそうだが,作品内では何も言わず健気に抵抗している.
最後のコックリさん,カラオケのシーン,フジロックの話などなど見所満載.
何がころころころりんだ!

超コワすぎ!FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪

依頼人の38歳無職童貞という設定に「自分もこうなってしまうのでは」という別の意味の恐怖を植え付けられた.しかしこのおじさん,行動力はとてもじゃないが無職童貞とは思えない.
あと玄関先で交渉してキチガイが出てくるというのは白石ワールドではよくあることなのか.お岩さんの女優やオカルトの言い方おばさん然り.
工藤さん,ありがとう.

まとめ

コワすぎシリーズを薦めるポイントは色々あるがまとめると以下のとおり.

  • 尖ったキャラクター

工藤のクズさ,関係者の頭のおかしさなど,魅力的というか惹きつけられるキャラクターが多い

  • 低予算故のチープさとリアルさ

一目でCGと分かり笑ってしまうのもあるが,異世界のように不気味さもある.物が揺れたり動いたりするシーンはカメラから見えないところでスタッフが動かしてるようだが,CGじゃなくアナログなだけリアルさがある.河童やコックリなんかはCGでなくキグルミで特撮に近い.最近のホラーというと大体モンスターは全部CGだったりするのだが特撮の方が味がある.

  • 予想のつかない展開による驚き,恐怖,笑い

ビックリ系のホラーシーンが多い,というわけではない.話の流れからして考えられない演出があって,それが過剰すぎて(もしくはしょうもなくて)笑ってしまうということが多い.一応ホラーの作品なので怖いときもたまにある.

  • 少年漫画的なアツさ

仲違いしていた人物との協力,過去作品の登場人物の登場,因縁深い人物との対決,己の命を犠牲にしても力を貸す展開などなどアツいバトル展開が多い.

もっと色々話したいことはあるがネタバレになってしまうので,ぜひ見てから俺と話して欲しい.シリーズのあるある,名シーン,強さ議論などをしよう.