ヌッ

適当

先輩の個展や新宿のゲイバーとかに友達と行った話

FBにて先輩が個展を開いていると知り高専の友達に一緒に行こうと言ったら

二つ返事で乗ってくれました。いい友だちを持ちました。

その流れで二泊三日の東京観光をすることにしました。

 

3月12日

インターン先でミーティングが長引いてしまうも、

「この後地元の友だちと合う約束あるんで帰ります」と言って脱出。

新宿にて友人であるスケさん、まれもちと合流。

相変わらず店は知らないので適当にぶらついて結局磯丸水産で少し飲んで食う。

進路の話とかをするけど、どうもこういう話は憂鬱になってしまう。

刺し身と貝と酒はうまかった。

 

話は遡るが合流する前にLINEで「新宿といえばあのゲイバーがあるじゃないか」という話になった。

始めこそ冗談はよしてくれといった感じであったが同時に俺達はいつかはあのゲイバーに行かなくてはいけないんじゃないかという使命感もあった。

磯丸水産を出たあと二丁目に入っていった。

街の雰囲気にすでにビビるものの道中でまれもちに「今の通り過ぎた店、アレじゃないか?」と言われる。

俺は目が悪いのにメガネをかけないので看板もロクに読めてなかった。

しかし中から談笑する声を聞きヤバイ雰囲気は感じ取った。

しばらく別の場所をぶらついてから意を決し再度店に向かった。

 

「アンタ達、さっきここ通ったでしょ!入んなさい!」

バレていた。

 

その後色々あったがとにかく店員の話が面白い。

未知の世界の知らない話を色々と教えてもらった。

店内は思っていた以上に狭く、席はカウンター席6つのみ。

カウンターの内側にバーテン一人、客席側にスタッフ1人か2人で交代で入るという感じ。

この狭さだからこそ別の客とも話が出来るし盛り上がる。

このときはすでに男一人と女一人、先客がいた。

カップルかと思ったが女は別に彼氏がいるらしく男はただの友達とのこと。

あんちゃんかわいそう……。

しかしゲイバーにおいては女性に対する扱いは酷いもので

「アバズレ!」「ビッチ!」「欲求不マ◯コ!!」などとさんざんな言われようであった。

確かにその女性の話すエピソードは誰しもがそう思うであろう内容だが。

入室したのはスケさん、まれもち、僕の順番だったのだが最後尾だったために店の入り口に一番近いところ座ることになり常にスタッフにめちゃくちゃ体を触られていた。

チキったバチがあたったか……。

スケさん、まれもちもちょくちょくセクハラをされていた。

 

その他爆笑した話は色々あるのだが一番驚いたのは経験人数の話。

客サイドの経験人数はそれぞれ2人,0人,0人,1人,18人と一人一人発表。

そしてなんとスタッフの方はというと1500人だという。桁が違った。

さらにその後仕事を終えたと思わしきダンディな男性が入ってきた。

なんとその人も従業員でしかも最古参、一日での経験人数店内最高タイ、四天王の一人(?)、

そして今までの経験人数計6000人という超人であった。

王者の風格である。

ちなみに僕が童貞という話をしたら「大丈夫よ〜私達も女の経験はないから童貞よ〜」とのこと。

これは限られた人にしか出来ない高度なギャグである。

 

しばらくして制限時間を過ぎ会計を済ませて店を出た。

時間を空けてまた来ようと思う。誰かを連れて。

 

そうして電車に乗り僕の自宅へと戻った。

なんと二人は土産に色々買ってきてくれていたようで、

部屋についてから多くの土産を頂いた。

バカルディのモヒート、イエーガーマイスター、PocketTENGA三種,TENGAegg,そしてローター、ショーツ、ゴム、ローションのセットである。

二人とも一体俺をなんだと思っているのか。

本当にありがとうございます。

土産を写真に撮ったりした後、二人とデレマス、ジョジョを鑑賞してから寝た。

 

3月13日

 

スケさんが前に東京来たときに行き逃したラブライブの聖地、竹むらに行くためアキバへ。

まず昼飯は牛丼専門サンボで食った。

サンボといえば携帯電話を使ってはいけない、イヤホンをつけてはいけない、うるさくしたら出てけと言われるなど厳しい制約のある店として有名である。

が、近年緩和されたらしく僕らが入ったときの店員は随分気さくで優しそうなおばあさんであった。

調理場からは「〇〇持ってこいって言ってんの!」「聞こえてんだろ!?」と罵声が聞こえた気がするが。

そこそこおいしかったです。

 

次に竹むらへ。ライバーらしき人もいるが年配の方も多く人気の店のようだ。

甘味処というと孤独のグルメで見た「豆かん」というのが気になっていてそれがあれば頼もうと思っていた。

なお「豆かん」とは豆と寒天のみのシンプルなメニューである。

メニューに「蜜豆」というのがあったので近いものかと思って僕はそれを頼んだ。

しかしそれはあんみつに近いものであった。これはこれで美味しかった。

あげまんじゅうも食べたが揚げたてで、これも美味しかった。

てっきり外はカリカリな感じかと思っていたが天ぷらの衣のようなものだった。

ここでもそこそこ食ったので随分腹いっぱいになっていた。

 

その次は今回の目的である先輩の個展へ。

立体作品を鑑賞したが、これもまた僕らにとっては未知の世界だ。

美術作品観賞は好きだがそれについてどういう話をすればいいのかとかは未だにつかめてない。

他のOBや先生方も見に来るらしく差し入れのお菓子が沢山あるとのことで

乞食させて頂いた。

前述の通り腹いっぱいなのでいくつか持って帰ることにした。

 

この時まで気付いていなかったのだが僕以外の二人と個展を開いた先輩は

インターアクトの現部員、OBであった。

どうもインターアクト関係では闇な話が沢山あるらしく僕が初耳の話も沢山あった。

男女関係がこじれた案件というのは端から見れば面白く、かつ引いてしまう。

加えて童貞からすると自分では到底関わることのない案件なのでさらに複雑な印象を受ける。

そういえば水泳部の友人からも似たような話を聞いたが高専の女性がいる部活はどこでもそんな案件が生じるのだろうか。

山岳部では(俺が知らないだけかもしれないが)全く無かったので本当に同じ学校なのかとすら思う。

もっとも途中で辞めた、瞬間的に入ったりした美術部、書道部、文芸部といった文化部はどう考えても闇しかないのでさっさと出て良かったのかもしれない。

映画同好会は身内で作り上げて引き継ぎが出来ずに潰してしまったので闇も何もない。

 

しばらく個展で話した後、シャレオツなナウいヤングが集まると噂の原宿へ行った。

竹下通りを通るが若い兄ちゃん姉ちゃんだらけである。(同年代のはず)

途中黒人の兄ちゃんに「アニキ!」「ソコノニイチャン!」などと声をかけられる。

ガン無視するが怖い。

個人的にまれもちが「Oh, American size......」って言われてたのに笑った。

途中適当な服屋に入って色々見る。

完全にオシャレに気を使うことを諦めていた僕だが、

思えば「マネキン買い」をしたことがないので近いうちするべきかもと思った。

今回は値段にチキったので何も買わなかったが。

なお「マネキン買い」とはマネキンが着てる服と全く同じ服を買えば

絶対に失敗することはないだろうという理論に基づいた洋服購入術である。

ラフォーレ原宿も寄ってみたが基本女性向け、オシャレ上級者向けなのに蹴落とされ、

今にして思えばその時は精神的に疲れ「さっさと帰りたい」という苛立ちがあった。

 

しばらくして自宅の最寄り駅へと戻り例の唐揚げの店へ。

単品で頼むつもりがまたシステムが変わったらしく唐揚げとポテト食い放題(最後に何故か炒飯)と飲み放題のセット2500円のみであった。

バカ食いをする学生対策だろうか。

何故か昔のマイナーアニメで盛り上がった。

 

自宅に戻ってから名前は聞くものの一度も見たことのない8.6秒バズーカのラッスンゴレライネタとお弁当ネタの動画を二人と見た。

確かに二人の言う通り耳には残るがマジで笑いどころが分からなかった。

こうしてジェネレーションギャップは生まれ、若い人の流行りの良さが分からなくなる老害に成り下がるのだろうか……。

久しぶりに見たオリエンタルラジオのネタは普通に面白かった。

それと最近俺がハマってるDDTプロレスの煽りプレゼン動画も一緒に見てから寝た。

 

翌朝彼らを見送った。

そういえば部屋の設備が改善したおかげか全然寒くなく安眠出来たという。

これで誰を迎え入れても問題無いだろう。

 

 

非常に濃密な二日間であった。

経験の無いことを色々出来たのは楽しい。

やはり楽しいことがしたいと思ってから何するか考えるよりも、

深いこと考えずやったことのないことを色々やるのが楽しいと思う。

 

以上です。