ヌッ

適当

友と飯のための帰省(新潟編)

前回までのあらすじ

woody-kawagoe.hatenablog.com

自宅に戻った僕は体調を崩していた。胃が重い。
申し訳程度にウコンの力を飲んだ。
さらにその日の晩に友人と飲むのに居酒屋を予約しろと言われたのにも関わらずすっかり忘れていた。
正直人気店でも無い限りどこかは空いてるだろうとは思ってはいたが、
昨晩の失態に加え約束を忘れたのに対して罪悪感を抱いていた。
結局目星を付けていた店の開店時間直後に電話をしたところ予約はとれた。

飲み会に行くことを家族に伝えると直前まで買い物に行くことになった。
GAPにて店員さんに話しかけられてめちゃくちゃキョドった。
相変わらず女の人と話すと酷く緊張する。
買い物を終え家族と分かれて駅に向かった。

誰か着いているかな、と思い各位に連絡したところ
ギシ山、徳さんと合流した。
集合時間も近いので飲み会会場へ向かった。

飲み会

今回集まったのはギシ、ペロ、D、徳さんとえらく珍しいメンバーであった。
進路であるとか高専時代の話をしていた。
特にギシとペロは五年の時同じ階で色々思い出がある。
共に映画上映会や修学旅行ごっこをしたことを話した。
なお修学旅行ごっことは普段一人部屋の連中が談話室に布団をしいて、
修学旅行のように寝ながらおしゃべりするだけの遊びである。
それから僕らの代が卒業してからプロジェクターが禁止となったり、
部外者が寮に入れなくなってしまったなど寮の規則が色々変わったというのも話題になった。
これは僕らの代に問題があったことも原因だし、下の代が問題を起こしたことにも起因するようだ。
寮の規則はこの先もどんどん変わっていくのだろう。

ところで福井の話が少し出たが僕にとってはトラウマと化してるのでそうそうに話を切った。
中学時代友達少なかったという話も少しした。
とはいえ今となっては笑い話だし、他に恋バナは無かったのでその後も特に憂鬱にならずにすんだ。

ファッションキチガイはよく見るけれど大学来てからは本当にヤバイ人は見ていないので
高専はやはり特異な環境だったんだなという話もでた。
例えばkbysのようなタイプの人間は二度と会わないんじゃないだろうか。

ギシとペロは比較的酒に弱いのでサワーぐらいしか飲まないのは周知の事実だったが、
今回は二日酔いになった僕も抑えて女子力の高いサワーにした。
初めて最初の一杯で誰もビールを飲まない飲み会となった。
そのおかげかほろよい程度で色々話が出来て良かった。

話は遡るが先日ペロの誕生日があり、プレゼントとしてフォトアルバムをもらっていた。
実は自分も少し関わっていて、ギシに頼まれて僕の写真と数行のメッセージを寄稿していた。
しかしフォトアルバムの実物を作ったのはペロの彼女とギシだったので僕は実物を見ていなかった。
正直言うと実物を見せてもらいたいと思ってこの会を提案したところもある。
とりあえずペロの家に行こうという話になるもののペロが嫌がる。
そうこうするうちに別用がある人は分かれ、ペロの家に程近いギシの家へと移動することになった。

新大前

結局二次会(?)に来たのはギシ、ペロ、僕だけであった。
飲み会ではちびちび飯を食うスタイルだったのですき家に軽く飯を食いギシの家へ移動した。
何故か録画したドラマ版デスノートを見た。
原作の方はどんなだったか記憶が薄れてるがそこそこ面白かった。
デスノートを見終えたところでフォトアルバムをとりにペロ宅へ行こうという話になった。
どうやらペロ宅で彼女が寝てるようで家に入れたくないらしい。
結局着いて行くも僕とギシは部屋の前で待つこととなった。

しばらくするとペロが出てきた。と、同時にペロの彼女が顔を出した。
ちなみに僕はこれが初対面である。
何故かギシの家まで車で連れてってもらった。
ギシ宅についてからフォトアルバムを見た。

なお僕の投稿したメッセージは以下の通りである。

22歳の誕生日おめでとうございます
ギシとのクソみたいな喧嘩とクソみたいなギャグの応酬は今でもやっているでしょうか
あの掛け合いは皆大好きなので今後も続けて下さい
就職してからは忙しくなると思いますが、また高専の連中も呼んで阿呆らしいことを喋りながら遊びましょう
これからもよろしくお願いします

割りと真面目に考えたつもり。しかし他の人のメッセージを見たところ思ったよりフランクだった。
てっきりページごとに印刷したものかと思ったら
切り貼りして作ったもののようだ。結構手が込んでいる。
聞くところによると本人に当日までバレないように作るのはかなり大変だったようだ。
本人は直前に漫画のデリバリーシンデレラを読んでたために
何かを隠してると思わしき彼女がデリ嬢の仕事やってるんじゃないかと疑いをかけたというのは流石に笑った。

その後ペロ達は家に戻り、僕はギシの部屋に泊まることにした。
せっかくなので修学旅行ごっこしようという話になり床についてから色々話そうと思ったが
割りとすぐにギシが寝落ちしたので僕も寝た。

カツ丼屋

起床し、支度したらさっさと家に帰るかと思ったらもう十一時半だという。
約十時間睡眠だ。
結局ペロ達と昼飯を食いに行くことになった。
昨晩話していたカツ丼屋に行ったところなかなかにデカイブツが出てきた。
これはこれでうまい。
俺が食い終わる頃、ペロの箸が止まりこっちにアイコンタクトを送ってきた。
寮で幾度となく見た光景だ。本当にイラつく。
余ったのを食べて欲しいというお願いを僕が拒否してると
ペロの彼女がそれを食べるという。優しい人だ。

昼飯を食ってからまた車で送ってもらった。
今回も色々世話になってしまった。
調子に乗って自分から乞食することは多いが相手からの好意は申し訳なく思ってしまう。

少し思ったのは少人数の方が色々濃い話が出来て良い。
こういうのは別のグループにおいてもやっていくべきだ。
それから高専時代は本当に楽しかったんだなと思った。
しかしいつまでも懐古に浸っているわけにもいかない。
今の環境をもっと楽しむべきだ。
まだまだやりたい事は沢山ある。
こっちでも色々頑張ろう。
そんなことを考えて帰路についた。