ヌッ

適当

学んだことが関係無さそうなところで役に立つときがあるという話

学校で学ぶことは社会じゃ役に立たないという話はよく聞く。

例えば外国行く予定ないから英語はいらないとか、数学なんて四則演算で十分、微積分なんてのはどうせ使わないとかそういう話である。

個人的には歴史が大の苦手でそれこそ何の役にも立たないと言い訳をしていたと思う。

じゃあ何故勉強するかとというと良い大学へ行って良い企業に行きたいからじゃなかろうか。

事実現在でも大卒の母はそこそこ仕事の受け手が見つかるが高卒の父はなかなか見つけるのが大変だと言う。

俺が今の大学を志望したのも学歴を気にしてという理由を含んでいる。

 

高専五年の時にある先生が授業中に「詳しい解説を聞きたい人だけ残れ」と言ったらほとんど全員帰るということがあった。その後の授業で「授業料を払ってる分真面目に授業聞こうと思わないのか」というような事を言った。言われた直後はそうかもなぁと思ったがよくよく考えると大体の人は単位をとるために授業に出ていて内容は二の次じゃないだろうか。そうすると授業料は単位手数料みたいなものではないか?

 

そういうこともあり、どうせ就職してからは学校で学んだ事は対して使わないだろうと諦めの気持ちがあった。であれば実際にインターンに言った方がよっぽど役立つだろうと思い昨年の8月の末から行き始めた。内容としては所謂SEという奴である。学校ではC,Javaしか触れなかったが、ここではPHPやjsで開発をしている。当初はこの部分を直して、と言われてそれを直すという感じでいたが最近はミーティングに参加したり資料や日報の作成をしたりと大分仕事らしい仕事をしている。

 

ここにきてうすうす感じてきたのだが今まで学んできた事が仕事に活かせてると感じてきた。

例えばPHPやjsに触れるのは初めてだったがCやJavaでプログラミングの基本は分かっていたため学習コストはあまりかからなかった。正直言えばjsは大分感触が違うので慣れるのに時間がかかったがPHPは比較的早くに慣れた。TOEIC355点といえど多少英語を勉強したおかげでリファレンスの大意や関数名の意味が分かったり、変数名の命名にも役立っている。またリファクタリングをすることもあるのだが条件文が長い時などはにはブール代数やベン図を使うと分かりやすいだろう。またSICPで学んだ抽象化もコードの簡略化に役立ちそうだ。ちなみに抽象化というのは重要な部分だけ残して他を削除することで応用が効くようにすることだ、ったと思う。

資料の作成に関しては論文の添削で学んだ文章作成術が役立っている、と思いたい。冗長な表現を削る、初めから読んで流れのある構成にする、文体を統一するなど出来るだけ読みやすい表現になるように気をつけている。

 

編入試験が終わってからの高専生活ではSEになりたいけど何から勉強すりゃあいいんだろう、と思っていたが今考えると何やってもいいんだろうと思う。役立つのが知識そのものか、考え方、取り組み方、もしくはその全てかになるかは分からないが色々勉強してると思いもよらぬところで役立つことがあるし色んなことに手をつけておくのが一番良いんだろう。もっともまだ就職したわけじゃないからなんとも言えないけれども。

 

学歴も大切だけど学校で学ぶこともそこまでないがしろにしなくてもいいだろう。どうしてもヌルい授業やキツい授業が発生するのはしょうがないことだし俺はあまり授業に対して批判したくない。正直テスト後に補講ニコマがあったりするのは納得出来ないし、教科書やプリント読んでもまるで理解出来ない科目もあるけども。

 

以上です。